中学での勉強の仕方:勉強ができない子

英数科目中心に説明します。中学までの理社はほぼ暗記科目なので、根本的な理屈じゃなくて、日々の繰り返し学習でとりあえず成績は上がります。

数学に関しては、まず小学算数がわからないままだと思います。
だからと言って、普通の塾で勧められるような小学算数の基礎問題を漫然と繰り返してもうまく行かないのが普通です。できるなら普通の子です。

  • 途中式はほぼ書かない。答えだけを書く。
  • 書く文字はまず汚い、読めない。自分で書いた数字を自分で勘違いする。
  • 九九/割り算レベルで止まっている。
  • 分数、小数点もあやしいか、わかっていない。
  • 例題を読んでほぼ同じの類題を答えるでも、かなり時間がかかる。

英語では

  • 1つの英単語、英文法をいくら解説しても、翌日には忘れているか理解していない。
  • 単元で言うと、be動詞/一般動詞から永遠に繰り返して説明して間違い続ける。
  • 判読不能なアルファベットを書き改めない。
  • 少しできるレベルだと、一問に異常に時間をかけて解けるが、無論時間切れでいつも終わる。

こういう症状があれば本物です。ガッツリ取り組まない限り、改善しないと思います。
中学まで頭の良さは不要です。あるのは毎日繰り返せる学習習慣を作れるかどうかです。
自宅学習ができなければ、図書館か塾しかないですが、人前で勉強できる事自体、たぶん勉強が普通以上にできる子です。
後は、自宅でオンライン学習するのが無難です。
きっかけができて、できる実感が出てくるまでは、学校や塾の課題宿題はまずは全て切り捨てて下さい。
先生や親の立場としてはどうしても課題宿題をまずさせるのが第一なので、そこの判断もとても重要です。