高校受験勉強とはまだ相容れないIT学習です。
高校での「情報科」科目、総合型選抜でのIT関連の話、大学入学後でIT学習を考えて参考にして下さい。
IT教室に関しては、IT=ゲームプログラミングで皆興味があって楽しい塾だと第三者の方は思うかもしれませんが、
実態は以下のとおりです。
- 学校の受験勉強とまだ利益相反的な関係
- 小学生がやるスクラッチやマイクラプログラミングはIT入門には良いですが、本物のITではありません。
- そのスクラッチですら、最初から、中1数学のマイナスや変数が出てきます。
- 小学校低学年の時は、日本語能力がまだ追い付いていないので、ITテキストの日本語自体に苦労します。
- 小学校の情報系授業は担当先生任せなので、スクラッチかパワーポイントレベルで、タイピングも大半の生徒は一切しません。
- AGSでいうIT基礎科目でようやくITと言えますが、ちゃんと理解するには中学英数の知識が必要になってきます。
- お遊び習い事で、スクラッチゲームやマイクラプログラミングをやりはじめても、答えを写すだけならほぼ理解していないので後で苦労します。
- 上位中学受験するにはITを学ぶ余裕はないし、一方でお遊びのままITをやる子は中学に入って勉強もITも両方失敗するケースもあります。
- スクラッチを中学生でも進めるIT教室もありますが、かなりあやしい所だと思います。
- 本当にITができる小学生はまだ少数ですが、小学生の間にITと勉強を両方やる習慣があると、ずっと続けられます。
- 普通なら高校で急に情報科目をやり始めますが、単なるIT用語の暗記からプログラミングを実際にやり始めるなど、少しずつ進化しているのはプラス評価です。
- 大学生に入って、演習で理系だと急に簡単なプログラムを組んだりしますが、あまりにも差が激しすぎて、大変です。
これでもまだ良くなったという印象ですが、一番の問題は受験勉強との兼ね合いです。
できる子はできる子で、受験との絡みで小学生のうちからどこまで長期戦略をもってやるのかどうか?
できない子はできない子で、勉強がだめだからゲーム好きだからがんばれと言っても、できるのはスクラッチまでです。。
少し話は変わりますが、学校の勉強は高校からが勝負(中学まではできて当たり前)ですが、実際に当事者になると気づくと思いますが、
学校の勉強は生まれつきの(賢さの)遺伝センスがないと辛いです。一流大学を努力だけで受かるのは相当大変(解説を読んでも凡人は理解しにくい)です。
一方でITはほぼ職人の世界です。苦労して一流の職人になるイメージです。勉強のセンスは不要です。苦労して一流の感覚を養うのみです。
万人向けに努力して報われるモノ、又はこれから到来するサラリーマン減少、自営フリーランス増加社会の中でDIYでやるには必須のモノとして考えると、ITは外せません。
学校の教育制度は改革が叫ばれても、まだ10・20年はそれほど変わるとは思えません。
今の子供たちも10年も経てばすぐに大学生社会人です。ネット経済は進化しようが、IT学習は平成時代とほぼ変わっていません。
自分の子供にどう良い教育環境を今与えるのか?わかるお父さんお母さんからの情熱だけがAGSの原動力です。